本当は、お月見にはきちんと意味があるのです。作物が豊穣に実り、収穫の時期を迎える秋は、その収穫に対する感謝を込めてお供え物をするのが習わしでした。また、秋は空気が澄んできて、月がきれいに見える絶好のコンディションが揃い、風雅に月を眺めるのに向いています。
地方ごとのお供えものの違いについて🎑
お月見というと、月というより、そのお供え物が思い浮かびます。月見団子(お供え物)も、地方によってみかけも味も違うようですね。
ススキやお芋、枝豆や栗を備える地方もあるらしいです。季節の果物も収穫の感謝とともに。一緒にお神酒も備えるところも多いみたいです。
どちらかというと「花より団子」🎑
最近は、季節の行事に従った食べ物を食べることは少なくなっていますが、私が子供のころは、そういった風習がまだ守られていました。私が多分、田舎に育ったせいもあるかもしれません。
きちんと餅つきから行った月見団子は、できたてでそれはそれは美味しかったことを覚えています。場合によっては、お団子がおはぎだったときもありましたね。
中秋の名月はお菓子業界やコンビニ業界も狙い目🎑
このお月見に手堅く反応しているのが、お菓子メーカーや、コンビニです。この時期に、お月見特別バージョンを出したり、月見団子やおはぎ、月で餅をつくうさぎの可愛らしい柄をつけたお饅頭など、性根たくましいところを楽しませてもらっています。
いまとなっては、自宅でわざわざお団子を手作りするご家庭も減っていると思いますが、やっぱり時間をかけて、下ごしらえから手伝ったお団子の味は、私の子供のころの楽しい思い出として残っています。
みなさんも、楽しいお月見の思い出、ありますか。秋はそれぞれが育ったご家庭の味や、季節ごとのイベントが恋しくなる季節ですね。
夏が過ぎて、ぐっと過ごしやすくなった夜、お月見を楽しみましょう。コンビニや和菓子屋さんで買ってきた、お月見スイーツや団子とともに。
私ものんびり、秋の月見などをしようと思います。大人になると、月のきれいさがしみじみ分かるようになりますね。
子供のときにわからなかったことが、大人になると分かってくること。
結構多いかもしれません。